投資用不動産を探そう!

不動産投資をしようと考えたら、①不動産投資サイトで物件を探す ⇒ ②物件を見に行くという手順を踏みましょう。

  1. 不動産投資サイトでは、駅を中心に、マンション・アパート等の物件別、価格帯、駅距離、築年数、土地の面積等で細かく検索することができます。
    • 物件を探す場合、次の4つのサイトを参考にするとよいでしょう。
          • ノムコム・プロ https://www.nomu.com/pro/
          • 健美家 https://www.kenbiya.com/
          • 不動産投資☆連合会 https://www.rals.co.jp/invest/index.php
          • 楽待 https://www.rakumachi.jp/

       

    • まず鉄道で範囲を決めて検索しましょう。例えば、小田急線なら下北沢から登戸までの各駅にチェックをすればよいでしょう。
    • 種別は一棟のマンションと一棟のアパートにチェックしましょう。
    • 価格帯は自分の予算を上限に設定します。下限は表示される物件数が多すぎるときに設定してください。
    • 駅距離は10分でみましょう。最初から7分で設定すると表示される物件が少なすぎることがあります。
    • 築年数は10年で検索してみてください。
    • 以上でどのような地域にどのような投資用不動産が市場にあるのか、おおよそご理解できるはずです。この中から気になる物件を10点程度ピックアップして詳細を検討してみましょう。
  2. 物件を見に行くことは知識を実践に生かし、不動産の良し悪しを判断できるようになるため不可欠です。また、不動産投資において物件を見に行くことほど楽しいものはありません。恋愛と一緒で物件は買うまでが最も幸せな期間です。具体的には次のように行動しましょう。
    • 不動産を見に行くとき、最初の3件くらいは不動産業者に案内してもらいましょう。不動産業者は不動産投資サイトの不動産業者でもいいですが、銀行等には系列の不動産業者がいますので、そのような業者を紹介を受けてお願いしてもよいでしょう。ただし、物件によっては不動産投資サイトの不動産業者以外は仲介に立てない場合もあることにご留意ください。不動産業者に説明してもらうことでどのような部分に気を付けたらよいか、実地で身につけましょう。
    • 案件は不動産業者に任せず、極力自分でサイトから見つけましょう。経験上、サイトに表示される不動産は良いものも結構あります。自分で見つけた方が良い物件が見つかることが多いですし、目も肥えます。業者はたいてい最初に数件持ってきてくれますが、その後はぽつりぽつりとなります。
    • ご結婚をされている場合には配偶者と行くことをお勧めします。不動産は大きな買い物で、凄く楽しいものです。2人で幸せな時間を共有できるとともに、1人の偏った考えを解消することにもつながります。
    • 現地に行ったら、まず不動産を感じてください。「これはいいね」とか「ちょっとなあ」とか直感が沸きます。「これは絶対欲しい!」という直感が働く物件が勝負となります。
    • 「これはいいね」以上の感触があれば、最寄り駅や、道路の幅員・状態、商業施設との距離等、周りの環境を十分に観察しましょう。通勤に便利か?買い物は便利か?ファミリー用であれば学校や公園は近いか?具体的に把握しメモして、帰ってから上記の条件とどの程度合致するか確認し見落としがないかをチェックしてください。
    • 最初のうち「これは絶対欲しい!」という物件が現れた時、悩みどころですが、スルーすることをお勧めします。良い不動産はフラッと現れてはすぐ消えてゆきます。しかし物件を見ている数が少ないと良い不動産に対する判断は信用度が低いものです。5件~10件くらいを見て、投資対象の不動産を決めてください。
  3. これだ!という不動産が見つかったら
    • これだ!と決めたら、まず不動産業者を通して「購入申し込み」をしましょう。この「購入申し込み」は契約とは異なり撤回することが原則できます。人気の不動産は購入申込者が複数重なり、早い者順又は抽選で決まりますが、早い者順が多いと思われます。この時点では、価格や条件は決定していません。またこれらの条件を明らかにするため、売り主もレントロールや賃貸借契約書、賃借人の支払い状況、修繕履歴等の費用明細を明らかにしてもらいますので、ここで賃貸経営の良否を判断するようにします。この時点で明らかになった事実に問題がある場合は、購入の申し込みを撤回しましょう。
    • 最後は不動産業者(宅建士)による「重要事項説明」「売買契約書の作成」「不動産の登記」「物件の引き渡し(司法書士が行うことが多いです。)」「代金の支払い」「税金の支払い」「損害保険契約の締結」等を経て不動産を取得します。重要事項説明は最後の砦となります。それまでに聞いたことのない事実等があれば、必ず確認しましょう。